Sunday, June 26, 2011

ナラはナラらしく・・・

6月23日 ナラが静かに虹の橋を渡りました。
14歳と1カ月でした。





ちょうど4週間前,
お腹の張り具合がおかしいと思い、
病院に行くと、

「腹水が溜まっていますね。」
「もしかしたら肝臓のあたりに腫瘍もあるような影も見えます。」

という診断を受けて、家に帰ってきた時から、
まるで診断を聞いて、思うところあったかのように
食欲がなくなりました。

その後、数日間はドッグフード以外のものを若干口にはしましたが、
ちょうど1週間経った日から
一切の食べ物を口に入れなくなりました。

小さい時から病院が苦手なナラです。
この時も診察台の上から
隙あらば、飛び降りようとするほどでした。

「もう何もされたくない」
という意思は明白でしたし、
食欲がないというのは食いしん坊のナラにとって
決定的なことと判断し、
・・・私はナラの意思に任せることにしました。

毎日段階を追って体は弱っていきましたが、
最期の3日前まで
意思はしっかりしていました。

ただ、2週目ぐらいから寝ている時は、
眠っているというより
意識が遠くに行くようにはなっていたと思います。

3週目に入るころから筋力が弱り、
自力で立ち上がれなくなりましたが、
立ち上がらせると自分で歩いて
水を飲みに行ったり、トイレに行ったりして
リビングと寝室の間を往復する。
そんな毎日を過ごしていました。

今まで一緒にいてくれたナラに私ができることといったら
ただ一緒にいることだけでしたが、
この4週間は出来る限り一緒に過ごしました。

水が飲めなくなってからの最期の3日は
ほとんど昏睡状態にいたようでした。
息を引き取る1日半前の夜中、
心臓がバクバクして苦しそうな様子の中
声を出して私を起こしました。

しばらくして落ち着き、
その後は静かな時間が続きました。

口や目の周りが乾くので、
水にひたしたコットンで拭いたり、
タオルを取り替えたり
が日課になっていたのですが、

23日の朝、
ちょうどそうして私がそばにいた時に
まず呼吸ができなくなり、
びっくりして苦しそうな様子でしたが、
数秒後にはそれを受け入れたように

ふっと何かが抜けたような表情になり、
心臓はその後ゆっくりゆっくりと
静かに鼓動が小さくなっていきました。

ナラはとてもナラらしく
旅立って行きました。

今、ルーシーのとなりに並んでいます。

やっぱりナラの姿が見えなくなってしまったのは
とてもとてもさびしいけれど・・・

虹の橋の向こう側で
ルーシーと一緒に
ランディと私のことを
見守ってくれていると思います。

ナラ・・・
ありがとう。
今までも、そしてこれからも。



No comments:

Post a Comment